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映画『デジモンアドベンチャー 02 THE BEGINNING』って面白いの?記事後半はネタバレありです

2000年に放映されたデジモンアドベンチャーシリーズの第2作目『デジモンアドベンチャー02』の新作映画。
劇中最後の戦いから10年後の、成長した “選ばれし子どもたち” の活躍が描かれています。
私みたいなデジモン直撃世代からしたら思い入れも強いし、期待と不安がごちゃ混ぜで見に行くかどうしようって思いの人もいるかもしれないのでぜひ参考にしていってください。

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING
「僕は、世界ではじめてデジモンとパートナー関係を結んだ人間だ」今、冒険のゲートが開く!

結論から言うと、

個人的にはすごくよかった!です。

なぜ”個人的には”なんて前置きをしたかというと、賛否両論が出てくるのが想像できるなって内容だったからです。

デジモンたちのド迫力のかっこいいバトルを映画館のスクリーンで見たい!って人は結構拍子抜けかなと思います。

あと小さな子どもだと怖いと思ってしまう場面があるので、親子で見に行こうかなって思ってる人もご注意を。

◆設定

物語の舞台は2012年の東京。

『デジモンアドベンチャー 02』が2002年の設定なのでそこから10年後の世界です。

時系列的には『デジモンアドベンチャー tri.』『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の少し後の話にはなっているんですが、見てないと話が理解できないとかそういうことはないです。

さすがに02を全く知らないと厳しいかなとは思いますが、02見たことがなくてこの映画だけ見ようという人も少ないと思うので。

「BEGINNING」という意味深なタイトルも注目ですね。

◆あらすじ(ネタバレなし、公式発表レベル)

大輔たち選ばれし子どもたちの冒険から10年。

東京タワー上空に突如巨大なデジタマが現れ、それと同時に世界中に「みんなにともだちを。世界中すべてのひとにデジモンを」というメッセージが発信されます。

(私からしたら、私のもとにもパートナーデジモン現れてほしい!って感じですがw)

正体も目的も不明なまま数日がたつなか、大輔たちの前にデジヴァイスを持った謎の青年「ルイ」が現れる…。

◆見に行こうか迷っている人向けにポイント解説

なるべくネタバレはしないように解説しますが、あまり情報は入れたくないという人は見ないほうがいいかもしれないです。

◇良かった点

まず、原作愛にあふれているところです!
ここ大事!

OPも劇中歌も当時と同じ「ターゲット~赤い衝撃~」と「Beat Hit!」でテンション爆上がりです!

進化は新しく描き直していたんですが当時を踏襲した形になっていてほんと良かったです。
パイルドラモンへのジョグレス進化が当時からかっこよくて大好きだったんですが映画版も鳥肌立つほどよかった!
あそこだけでも何回でも見てられる!

tri.で下手に変えないほうがいいと学んだのかなとか邪推したり。

あとは、大輔たち選ばれし子どもたちのキャラクター!

みんな10年たって身体も心も成長してるんですが、いい意味で変わってないなって思えるキャラクターとして描かれていたなと思います。

なんかそれだけで涙が出てくるようになってしまったよ。

◇ちょっと残念な点

最初のほうでも少し触れましたが、熱いバトルとかを期待してるのなら残念ながら…です。

今回バトルはむちゃくちゃ少ないです。

トータルで10分もないかも?くらいなんですが、今回の映画の趣旨はバトルで解決!みたいなのではないので仕方ないですね。

あと、80分は短い…。

02はデジモンシリーズの中でも進化の方法が多彩なほうだと思うんですが、80分の中に収めるのは難しかったのかなと…。

無理やり詰め込んでカツカツになるよりかは泣く泣くカットは仕方ないかなとみてて思ったんですが、そっちの進化が好きな人からしたら残念ですよね。

で、1番評価が割れるのがこの映画の主人公は新キャラやん!ってとこだと思いますね。

02メンバーが活躍するんですけど……、みたいな。

そこが気に食わないって人も多そう。

ちょっと怖いところとか、見てて心が辛くなるようなシーンもあるんですが、02っぽさみたいなのは随所にあったと思います。

なんやかんや言ってますが、私は映画館で号泣したし、見た後ちょっと前向きになれるようないい映画だったなって思いました。

◆感想(ネタバレありなので注意してください)

ここからはネタバレありの感想なのでまだ見ていない人はページを閉じてください。

ということで、

ここからはネタバレありのただの感想です。

・ストーリーについて

今回は選ばれし子どもたち誕生の秘密というだいぶ踏み込んだ内容だったんですが、今までの作品と整合性取れてる?…ってところもありましたね。

まあそこら辺は、テレビシリーズや映画の間は時間結構空いてるのでみんなが頑張ってるんじゃないかなと希望的な見方をしてるんですけど。

内容的には新キャラのルイくんの回想シーンとかも多かったんですが、幼少期のシーンなんてマジで胸が苦しかった…。
まだ4歳だよ?みたいな…。
大輔が飛び出していきそうになるところで少しはスッとしたけどああいうシーンは苦手です。

ウッコモンもほんとにただルイくんの幸せを願っていただけだったはずなのにね、あんなことになってしまって…。

でも、私のもとにはパートナーデジモン来てくれてもよかったんだよ?って感じです。
いやむしろ来てほしい!

映画のタイトルも THE BEGINNING なんて意味深なタイトルだしまだここから新しい何かが始まるのかな?って感じでした。

・進化

アーマー進化がなかったのがちょっと残念…。

02といえばアーマー進化みたいなところもあるのでね。

尺的に難しいと言われたらわかるので何とも言えないですが…。

しかも成熟期への進化(テイルモンだけ完全体)が6分割で同時進化だったのもな…、仕方ないのはわかるんですがここはBD出たらじっくり鑑賞するしかない…、もしくは6回見に行くか。

その分ジョグレス進化はちゃんとやってくれたのがよかったかな。

「Beat Hit!」のイントロからのパイルドラモンへのジョグレス進化はほんと良かった。
当時のCGもかっこ良かったんだけど、今回のほうが好きかもってくらい。

インペリアルドラモンはちょっと笑っちゃったけどw

・音楽

オープニングに和田光司さんの「ターゲット~赤い衝撃~」、劇中歌に宮﨑 歩さんの「Beat Hit!」というそれだけで当時の子どもたちからすれば胸アツですよね。

こういうのがいいんですよ!

エンディングも安定のAiMさんで音楽に関しては誰も文句のつけようがないんじゃないかなと思います。

アニメと音楽の親和性ってかなり強いので、それだけでも見る価値あるんじゃないかなと思います。


ということで、デジモンの映画見に行ったら良すぎたのでついつい語ってしまいました。

オーディオドラマが3種類、週替わりで入場者特典としてもらえるので見に行こうかなと思ってます!

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